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ネコ達と奮闘する私の毎日
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2010年04月27日 (火) | 編集 |
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2007年6月27日に交通事故にあってしばらく入院後、シルバーは私の家の中だけで暮らすようになりました。
相変わらず嘔吐を繰り返し、食物アレルギーという診断が下り、ロイヤルカナンの「低分子プロテイン」が彼の食事となりました。でも食いしん坊のシルバーは私が料理を始めるとキッチンに来てよじ登ろうとし、私たちの肉や魚をもらおうと大騒ぎでした。ブラウニーのご飯もちょっとのスキに盗み食べをしていました。でも食事療法が効いたらしく、しばらくして嘔吐もなくなり、シルバーは元気な猫になりました。

その後猫エイズによる歯肉炎の悪化で、前歯を残して全て抜歯し口の中の痛みもなくなり、抗生物質から開放されて大嫌いなお医者さん通いもなくなりました。

2008年と2009年はワクチン接種でお医者さんに行きましたが、それだけで済んでシルバーもホッとしていたことでしょう。

そして今年の3月25日ワクチン接種&8歳の健康診断で全てが一変してしまったのです。
すでに健康診断の結果とその後の処置について別の日に書きましたのでここでは繰り返しません。

「ENACARD」というお薬を2週間飲んだところで行った血液検査の結果、血糖値がかなり高く糖尿病の疑いが出てきました。血液をアメリカに送って調べてもらった結果、フルクトサミンという物質の値が432と高く、糖尿病が確定しました。その知らせを聞いた日に行った血液検査では血糖値が600となったので、念のため入院して点滴を打ちながらインシュリン注射も様子を見て打ちましょうということなりました。

一旦帰宅して腎臓用のパウチを病院に届けたときは、すでに病院から普通のネコ缶とドライフードをいただいて平らげていて元気そうでしたので、心配せずに家に帰り、翌日主人と見舞いに行くことにしたのですが、、、。

4月25日(日)9時過ぎに病院に行ったところ、先生から「今日も血糖値が600で、白血球の値が69000を超えている。さらに肝臓の値も悪く、さらに尿にケトン体が出ていて、嘔吐も数回ありぐったりして危険な状態である」と聞かされました。確かに土曜日とはうって変わってぐったりして息も苦しそうです。

今が悪い状態のピークで、1日、2日この状態が続いて乗り越えることができれば回復に向かう可能性がある。ただ病院は24時間看護ではないので、夜は一人になってしまう。夜は家に連れて帰り、また朝連れてくるか、夜は夜間病院に搬送して看てもらうかどちらにするか、という選択を迫られて、私たちは家に連れて帰ることを選択しました。

夜7時頃家に戻ってきて移動用のバスケットから移す時に、痛がって数回鳴きました。
でもその後はお気に入りのソファの上で苦しそうに呼吸をしながらも、いつもは触ると嫌がる口の周りを触っても動きません。もう朝まで持たないだろうと思って夜1時過ぎまで一緒に起きてましたが、ウトウトして5時まで寝てしまいました。

朝起きてみると、まだシルバーは息をしています。日曜日よりも確実に弱々しく、でも速くて浅い呼吸です。水をあげても飲み込むことができないようで、みんなこぼれてしまいました。

月曜日は仕事を休んでずっと一緒にいることにしました。
病院に電話して、このままシルバーは家で最期を看取ることを話しました。

昏睡状態だったのでしょうか。ときどきピクッと痙攣をしました。
その状態がずっと続き、夜は少し寝ることにしました。
2時に目が覚めましたが、同じ状態でした。

声が聞こえたのでまた目を覚ましてみると、もうほとんど呼吸をしていません。
声と言ってもしゃっくりのような音で、1回聞こえた後はしばらく何も起こらず、
忘れた頃に再度聞こえました。

2回目に聞こえた後で、とうとうシルバーをソファから自分の膝の上に乗せてみました。
そして3回目、3時50分私の膝の上から虹の橋を渡って行きました。
私たちが願っていた通り、静かで穏やかな最期でした。

もう口内炎にも食物アレルギーにも何にも悩まされることなく、虹の向こうでおいしいものをたらふく食べられます。
よかったね、シルバー。今度は少し太ったシルバーに会えるかな。

シルバーは最後まで本当に良い子でした。
もう膝の上に乗ってきたり、床の上でなでて~と転がったりする姿が見られないのは本当に寂しいです。
シルバー、どうもありがとう。